どーもどーも
最近は寒い日が続きますね〜
そんな中、ドローンへの愛が強すぎて手を震わせながらもドローン操縦をやめないドローン操縦士のドロ助です(笑)
今回のブログでは、ドローンの命ともいえるバッテリーについてお話しさせていただきたいと思います!
このブログを見ることで、バッテリーの知識や扱い方が分かり、より安全で安心なドローンライフを満喫できるでしょう。
それでは早速みていきましょう!
Contents
そもそもリポバッテリーとは?


ラジコンをはじめとするドローンに使われるバッテリーを俗に「リポバッテリー」と呼びますよね。
皆さんは、その「リポ」という意味は何か知っていますか?
リポバッテリーの「リポ」とは、主にリチウムポリマーの略称だったんです!
このリチウムポリマーの特徴としては、小さな体に高エネルギーを蓄えることが可能な点があります。
なので『リポバッテリー』は、ドローンやラジコンだけでなく、バッテリーにコンパクトかつパワフルさが求められるお馴染みのiPhoneなどの携帯電話にも使われているんですよ。
正しい使用方法!



ドロ丸のように、なるべくギリギリまで長時間飛行したい時ってありますよね。
しかし、実際はリポバッテリーは決して最後まで容量を使い切らない方がいいんです!
なぜなら、バッテリーの中身には鮮度があり、電気が多すぎても少なすぎても劣化が進んでしまうからなんです。
それではどれくらいを目安とすれば良いかというと、一般的には容量の20〜30%を残した方が良いと言われています。
大切な相棒と長く付き合っていくためにもフライトは常にギリギリではなく、電気の残量に余裕を持って降ろすよう心がけると良いでしょう!


実はリポバッテリーは寒さに弱いのです!
なぜなら、リポバッテリーは気温が低い日にはバッテリー自身が冷え切ってしまうとうまく活性化することができず、本来の性能を発揮できないことが多々あるからなんです。
対策としては大きく2つあります。
冬場のような寒い日に使う場合は、暖かい場所(車内や室内など)でバッテリーが冷えないようにすることが1つ。
2つ目は、最近発売されているリポバッテリーを入れる専用のバッグなどがあるので、これを利用するなどがあるでしょう。
もしバッテリーが冷えていて本来のパワーが出なかった時は、ドローンの飛行に支障をきたす場合がありますので特に注意が必要です!
ただし、1つだけやってはいけない温め方があります。
それは、お湯を使用した保温方法です。
リポバッテリーを直接お湯で温めたりするのは厳禁なので、あくまでバッグもしくは暖かい場所で保管するようにしましょう!


それはしちゃダメ!充電時の注意点と鉄則
バッテリを長く使うためには、充電方法も大切です。
リポバッテリーを充電する際は、充電を開始してから放っぱなしにしないようにしましょう。



なぜなら、リポバッテリーの事故の7割近くが充電時に発生しているというくらい、充電はリスクが伴う行為なんです。
何かあった際にすぐに充電を中止できるよう、充電しながら出かけたりせず、常に充電器から切り離せる位置にいると良いでしょう。
また、充電器を使用してリポバッテリーを充電する際は、あまり多くの電流を流さないことがコツとなります。
そこで、多くの電流を流さないコツの1つである「1C充電」というものを紹介します。
「1C 充電」というのは、「バッテリーの放電容量と同じ電流で 1 時間かけて充電する」という意味で、放電容量は「mAh」や「Ah」で表されるものです。
具体例としては、もし2000mAhのなどのバッテリーを電流を 2A で充電したら「1C 充電」。 倍の 4A で充電したら「2C 充電」ということになります。
つまり、mAhとAの数字があっていたら適切ということです。
今回使用するバッテリーが仮に1500mAhのリポバッテリーの場合は、適切な電流は1.5Aとなります。
最近スマートフォンでも流行の高い電流で急速充電できるものがありとても便利ですよね。
しかし、早く完了させたいのは分かりますが、あまり大電流を流すとバッテリーの負担が大きくなってしまうんです。
なので、必ず「1C充電」を守るようにしましょう!
正しい表記の見方
当たり前のことかもしれませんが、リポバッテリーにはその表面にリポバッテリーに関する重要な情報が記載されています。


セル数や電圧、容量、放電能力といった数値が主なものになり、充電時にも大切な数値になっていたことはもう皆さんご存知かと思います。
その際、注目し覚えておいて欲しい表記の見方を一緒に見ていきましょう!
まずはcellという表記から
「3-cell」のような表記があれば3セルのリポバッテリーで、その意味するところは3個のバッテリーが直列で繋がってることを表しています。
リポバッテリーは1セルが3.7Vなので、3セルならば直列の結果11.1Vとなります。
簡単にいうとすれば、cellが多い方がパワーが強いことになるのですが、実はバッテリーは電力のバランスが大切なので3cell以上はリスクがあるみたいですよ。
次にリポバッテリーの容量についてです。
リポバッテリーの容量は「2000mAh」のように表記されていて、このmAhがリポバッテリーの容量を示す単位になっています。
この容量は先ほどの充電時の注意点でもお話した通り、負担をかけない充電をする際に注目すべき指標なのです。
最後に放電能力についてです。
放電能力とは、ずばりそのバッテリーの出力のようなもので、「30C」などのように記載があります。
この数値が大きければ大きいほど高い放電能力を持つこととなりますが、その分動かされるモーターなどにも負担がかかります。
なので、適切な電力量を計算した上で、自身のギミックにあったリポバッテリーを選ぶことが大切になります。
正式な保管方法!保管で重要な3つのこと
一見強固なリポバッテリーですが、実はとってもデリケートなもの。
衝撃に弱いのはもちろんのこと、あまりに寒かったり、暑かったりするところにそのまま置いておいても機械トラブルの原因になってしまうことはもう説明したかと思います。
なのでこの項目では、リポバッテリーの保管の際に重要になる3つのことをご紹介いたします。


というわけで保管の際に重要なことの1つ目は、リポバッテリー専用のバックを使用することです。
リポバッテリーは少しの衝撃でも発火などを起こしてしう危険性があります。
そのため、必ず耐火性+防水性に優れたリポバッテリーの入れ物で保管する必要があるんですね。
続いてはバッテリーをバッグにいれる際の注意点です。
バッグに入れる際はリポバッテリーとリポバッテリーのコネクター同士が接触してしまわないようにすることがポイント。
接触が原因でショートなどを起こしてしまう可能性があるので、コネクター部分に必ずキャップを付けておくと安心です。
というわけで、2つ目に重要なことはコネクター部分へキャップを使用することでした!
最後に重要なのは、少し前の事項のおさらいにもなりますが、リポバッテリーの充電具合です。
やってしまいがちなのが、リポバッテリーを充電パンパンの状態で保管してしまうことなんです。
充電器は満タンにすると劣化が激しくなると、充電の注意点の項目で言いましたよね。
これは非常に危険な状態ですので、必ず充電器のストレージモードという機能を使ってリポバッテリーの電圧を低めに設定する必要があります!
不具合?下手に触る前にコレみてください!!
皆さんはバッテリーに異常を感じたことはありますか?
実はドローン操縦士にとって、バッテリーの不具合は日常茶飯事です。
いざという時のために、必ずこの項目を覚えておいてください!


リポバッテリーは内部が壊れると、リポバッテリー全体がふっくらと膨らんできます。
具体的な原因として、これまた過充電もしくは過放電によるものなんです
これは、バッテリー内部でガスが溜まっている状態です。
こうなってしまったら、リポバッテリーは絶対に使用してはいけません。
過充電・過放電により内部で不具合が起こっており、そのままさらに膨らむと今度は発火の危険性もあるからなんです。
その他の不具合に関してはに見分けることができます。
例えば、充電しているのに満充電にならなかったり、操縦していていつもの機動力が出ないようなことがありましたら、それらも不具合を見分けるポイントです。
おかしいな、と思ったら絶対に使わないようにしましょう!
最後まで注意!リポバッテリーの捨て方!
先ほどの説明の通り、膨らんでしまったリポバッテリーは絶対に使用してはいけません。
少しでもおかしいなと思ったら即座に破棄するようにしましょう。
しかし破棄といってもどうしたらいいかわからない人もいるかも知れません。


ということでこの項目では、不具合が生じたバッテリーのただしい破棄の仕方を説明していきたいと思います。
準備するのはバケツもしくは大きめのタッパーなどと塩と水で、リポバッテリーをつけられる程度の塩水(約5%)を作っていきます。
ここに、不具合が生じたリポバッテリーをバケツの中に入れるとリポバッテリーからブクブクと泡が出てきます。
これが出なくなるまで浸しておきますが、念のため3日間から5日間ほどつけておくと安心でしょう。
そして、すべて出しつくした後の処理は各自治体の指示に従い破棄をします。
まとめ
いかがでしたか?
今回はリポバッテリーについての基礎知識をはじめ、注意点、廃棄方法など様々紹介させていただきました
それぞれ
まとめ
- 基礎知識:リポバッテリーのリポはリチウムイオンポリマーの略称。
- 注意点:過充電、過放電に注意!適度に使うと長持ちしてお財布にも優しい!
- 廃棄方法:塩水に3〜5日つけておき、あとは自治体の指示に従う!絶対にそのまま捨ててはいけないこと!
これらの知識を生かしてぜひドローンの心臓とも言えるバッテリーを大切に扱ってくださいね。
そして、末長くドローンライフを楽しみましょう!
それではまた次回のブログで〜!