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あなたのドローンは大丈夫?絶対に入っておきたい『ドローン保険』について徹底解説いたします!

今回は、『ドローン保険』についてお話しします。

まず、ドローンを扱う上で起こりうるリスク、ドローン保険のメリット、ドローン保険の種類、具体的なドローン保険の順にご紹介していきたいと思います。

ぜひ、この記事を通してご自身にあった保険選びをし、楽しいドローンライフにしてください。

 

Contents

ドローンを扱う上で起こりうるリスク

リスク

まず初めに、ドローンを扱う上で起こりうるリスクについてお話ししていきたいと思います。

皆さんご存知ではあると思いますが、ドローンは空を飛ぶものです。

そのため、少なからずあらゆる危険が必然的に伴います。

その中でもよくあるものとしては、以下のようなものが考えられます。

ドローンの周辺リスク

  • 落下事故
  • 人身事故
  • プライバシーの侵害
  • ドローン機体の故障
  • ドローンに関わるガジェットの故障

 

今では誰でも簡単に扱えるようになったドローンですが、その扱いを一歩でも間違えてしまうと大惨事になりかねません。

国土交通省が出しているデータによると、以下のような事故が発生しています。

 

ドローンによる代表的な事故事例

発生年月

カテゴリー

概要

201710

禁止区域への進入

伊丹空港敷地内にドローンが侵入し、安全確保のために飛行機の離着陸が遅延した。

201711

落下

岐阜県大垣市のイベント会場にて、群衆の上にドローンが落下。6人が救急搬送された。

20197

構造物との衝突

兵庫県にて、農薬の空中散布中にドローンが電線に接触。電線が損傷した。

201911

紛失

大手電機メーカーが事業所でドローンの運行試験中に制御不能となり、ドローンが事業所外へ飛行したのち、紛失した。

※参考リンク

 

このように、ドローンは誰でも楽しく操作できるものでありながら、高価な本体自体が故障してしまったり、ドローンが接触することによって被害を及ぼしてしまうというリスクが存在しています。

次の項目からは本格的に、ドローンを飛ばす上で知っておくべき情報や、加入必須なドローン保険について紹介させていただきます。

 

ドローン保険のメリット

疑問 考える

ここでは、先ほど言及したドローンに関するリスクを踏まえ、ドローン保険を導入するメリットについて説明してきたいと思います。

先ほど言及した通り、ドローン操縦にはそれなりのリスクが伴います。

近年、非常に高性能・高品質化が進んでおり、安全性の高いドローンですが、それでも墜落する可能性はゼロではありません。

ドローンが落下し周りの人にケガさせてしまったり周辺の建造物に損傷を与えてしまうことや、人に接触させてしまう可能性もあります。

こうした際に、心理的負担や被害者の方々への謝罪意識だけではなく、『多額の慰謝料・修理費』がかかるのが現実です。

そこで『保険』が大きな役割を担います。

操縦者(パイロット)に対して、膨大な修理費用や治療費などを請求された場合、ドローン保険によって解決に必要な料金負担が可能になります。

初心者からプロのパイロットまで、それぞれのドローン利用場面、金額範囲にあった保険加入を強くお勧めいたします。

 

ドローン保険の種類

保険

ここでは、ドローン保険の種類について説明していきたいと思います。

車の保険と同様、ドローン保険にはさまざまな種類があり、かなり複雑なものばかりです。

また、職業によって入る必要があるものもあるので、それらを踏まえ説明していきたいと思います。

 

『賠償保険』

まず、『賠償保険』というものです。

賠償保険とは、自分自身が加害者として他人を死傷させてしまったとき、また他人の物を壊してしまったときに、被害者方へ保険金を支払う保険です。

この『賠償保険』は大きく二つのものに分けられます。

一つ目が、「対人賠償」です。

冒頭の例にもあったように、ドローンが人に接触してしまいその方を負傷させてしまった際に適用される賠償保険です。

二つ目が、「対物賠償」です。

これは、ドローンが神社や民家などの建築物にぶつかってしまった場合や、走行している車に衝突して損傷させてしまった際に適用される賠償保険です。

これら二つの賠償保険に関しては、対人もしくは対物に、何らかの損傷・破損させてしまった際に必要になってくる保険になります。

レンタカーなどでもよく見かける物ですが、これらはドローンを操縦する上で必ずと言っていいほど必要になる保険と言って良いでしょう。

 

『動産総合保険』

続いて、『動産総合保険』です。

この保険は何かというと、ドローン機体自体を保証する保険です。

具体的に言うと、接触や墜落などでドローンに損傷があった場合、その修理費用を担保してくれる物です。

先ほどみた事故のように、もちろん相手型の器物や人身損害があることはもちろんですが、ドローン自体にも影響はあります。

そうした際に、相手への損害賠償金だけではなく、自分の大切な機体自体への賠償金をこの『動産総合保険』によって賄うことができます。

また、この保険の適用範囲は接触・墜落だけではありません。

万が一、機体を大切に保管していたにもかかわらず盗難されたり、自宅や会社などで地震や火災が発生した際にも、捜索費用を含めて保険適用範囲になります。

ドローンはその機体自体大変高価なものばかりです。

対外的な『損害保険』だけではなく、ドローン自体を守る『動産総合保険』にも加入しておくと、自分自身の大切な機体だけでなく周りの人・モノを守ることができます。

 

保険の具体例

この項目では、上記の内容を踏まえて、現在入ることのできるドローンの保険を利用者・目的に合わせて実際に紹介していきたいと思います。

 

個人向けの保険(賠償責任保険・動産総合保険)

DJI(ディージェーアイ)賠償責任保険限定利用プラン(賠償責任保険)

まず初めに、DJI(ディージェーアイ)賠償責任保険限定利用プランです。

DJI(ディージェーアイ)のドローンを購入した際に、最初の一年のみ適用できる無料のプランです。

こちらの保険料は無料です。

しかし、登録にはご自身での手続きが必要なので購入時にしっかりと行っておいてください。

これは先ほど紹介した保険の種類のうち、賠償責任保険に該当します。

 

RCKラジコン保険(賠償責任保険)

続いて、RCK(アールシーケー)ラジコン保険です。

こちらは、一般財団法人 日本ラジコン電波協会が提供しているドローン保険になります。

加入方法は、ラジコン操縦士としての登録が必要になります。

価格も非常に安価で、登録も簡単なため趣味ベースでドローン空撮をする方などにおすすめのドローン保険と言えるでしょう。

こちらも、先ほど紹介した保険の種類のうち、賠償責任保険に該当します。

 

DJI機体保険(動産総合保険)

こちらは、DJI(ディージェーアイ)機体保険です。

先ほどのDJI(ディージェーアイ)賠償責任保険限定利用プランとは違い、DJI(ディージェーアイ)の動産総合保険になります。

ドローン機体だけではなく、その回収費用も保険適用内にするためには、各種手続きが必要です。

そのため、この保険に入会する際は良く説明を読んで、自身に必要な保険適用範囲にする必要があります。

 

グッド保険サービスのパーソナル総合障害保険(賠償責任・動産総合保険)

続いて、グッド保険サービスのパーソナル総合傷害保険です。

グッド保険サービスのパーソナル総合障害保険は、ネットでドローン保険と検索すると必ず目にする保険の一つでしょう。

この保険の特徴としては、なんと言っても賠償責任保険と、動産総合保険が一体化していることだと思います。

しかし、注意するべき点が一つあります。

それは機体補償額の上限が10万円という点です。

所有してる機体価格が10万円の範囲で賄える機体であれば非常にコンパクトで便利な保険と言えそうです。

 

法人向けの保険(賠償責任保険・動産総合保険)

DJI(ディージェーアイ)賠償責任保険 標準プラン (賠償責任保険)

法人向けの保険の一つ目は、DJI(ディージェーアイ)賠償責任保険標準プランです。

先ほど、個人向けの保険でもご紹介したこちらの保険は、実は法人でも適用可能な保険なんですね。

注意点も先ほどと一緒です。

また、こちらは一年目のみ無料の保険なので、2年目以降は『DJI賠償責任保険 標準プラン』の年会費を払う必要があります。

 

DJI(ディージェーアイ)機体保険 (動産総合保険)

二つ目は、DJI(ディージェーアイ)機体保険です。

こちらも個人での利用だけでなく、法人での利用が可能になります。

注意点も同様に、保険額の総計算のみ、自身の適用したい保険を選択する必要がある点が挙げられます。

 

東京海上日動の「ドローン保険」(賠償責任・動産総合保険)

最後に、お勧めするのは東京海上日動の「ドローン保険」です。

こちらもドローン保険と調べると、一度は目にする有名な保険と言えるでしょう。

こちらの保険の特徴は二つあり、一つ目が、賠償責任と動産総合保険を組み合わせたマルチに対応できる保険であるという点、そして二つ目が、WEB上で全て手続きが完了できるという点です。

プランも多数あり、所有者向けの「ライトプラン」や、加入者以外の使用補償も含む「スタンダードプラン」、そして海外での事故にも対応する「海外プラン」の3つから選べるのも魅力的と言えます。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は、ドローンに必要な保険について、リスクの洗い出しから実際のドローン保険の種類まで多数ご紹介させていただきました。

これから、市場が拡大するドローン業界だからこそ、こうしたリスクヘッジは各ドローン操縦士(パイロット)全員で考慮する必要があります。

自分自身にあった最適なプランを見つけるために参考になったら幸いです。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

おわりに

「職業」としてのドローンパイロットの今後とドローンマーケットを研究している私がドローンスクールを

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という観点からおすすめ順にランキング形式で纏めました。

参考になると思いますので、是非ご覧いただければと思います。

 

 

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