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【全世界が涙!?】東京オリンピックで使用されたドローンライトショーについて徹底解説!

まずは、こちらの記事をご覧ください。

 

開会式上空の「地球」、ドローン1824台 動き・光自在

23日に実施された夏季オリンピック東京大会の開会式では、ドローン(小型無人機)によるライトショーが国立競技場の上空を彩った。1824台のドローン群が東京五輪のエンブレムを形作り、そのまま青い地球へと姿を変える。ショーを提供したのは国際オリンピック委員会(IOC)の技術パートナーとなっている米インテルだ。

※『開会式上空の「地球」、ドローン1824台 動き・光自在』日経新聞 2021年7月24日 13:20の記事より

 

コロナ禍でのオリンピックで日本は過去最多となるメダル獲得をし、日本中を感動させてくれましたね。

今回は、そんな東京オリンピック2020の開会式・閉会式で話題となった『ドローンライトショー』について解説して行きたいと思います。

まず、その概要からお伝えし、実際に東京オリンピックで使用されたドローンや運営会社、最後に他の事例などを紹介して行きたいと思います。

 

Contents

ドローンライトショーとは

平昌オリンピック

まず初めに、ドローンライトショーについて簡単に説明したいと思います。

ドローンライトショーとは、LEDなどの発光装置を搭載したドローンを上空に放ち、音響設備やその他の舞台芸設備との兼ね合いを取りながら決められたフォーメーションに配置することで演出を自由に展開できる最先端エンターテイメントです。

映像やレーザー・花火などとシンクロしたショー展開が可能なので、これまでのエンターテイメントとの掛け合わせもできるんですね。

今回、オリンピックで使用されたものも記憶に新しいですが、文字なども正確に浮かび表すことができるので、多くの人に長く楽しませられる、ものになっています。

 

東京オリンピックの事例

ここでは、実際に東京オリンピックでの事例を紹介します。

東京オリンピック2020の開会式では、1824機のドローンが東京の空を舞いました。

開会式が行われた7月23日には、1824機のドローンが、東京オリンピックの市松模様エンブレムから地球儀の形に変化し夜に入るように闇に消えることで、一気に観客を引き込む演出がなされたんですね。

また、8日の閉会式でも使用され、ドローンで東京から2024年大会のパリへと繋ぐことを表現し、両国国旗がはためく様まで演出していましたね。

東京オリンピックの公式ツイッターではこの閉会式の映像30秒をアップし、そこでも非常に話題になっていました。

 

ドローンライトショーの魅力

グッド

上記の項目からも分かる通り、ドローンショーの最大の利点は安全で何度も同じことが繰り返し可能なところです。

演出上はエンブレムから地球儀の変形を目にしたが、実はその他にも多くの演出が考えられていたようですね。

事前リハーサルの段階では別のパターンの演出も試され目撃もされているように、多数の演出を再現性高く表現できます。

ドローンを使用したドローンショーは過去には、平昌冬季オリンピックの閉会式には1,218機のShooting Starが記憶に新しいですよね。

花火の代わりに、安全に形や物、言葉などを精密に形作ることができることで、神秘的な光景を多くの人々に届けます。

東京2020オリンピックは無観客でのものではあったものの、象徴的な曲とドローンによる豪華な演出によって、それぞれテレビやスクリーンの前で観戦する何億人もの人々に感動的なパフォーマンスを提供したと言えるでしょう。

 

運営会社

ここでは、あの豪華で迫力あるドローンショーを手掛けた会社についてご説明いたします。

多くの人を感動させた会社は、みなさんご存知アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く半導体素子メーカーのIntel(インテル)です。

そのインテル コーポレーションは、東京2020オリンピック競技大会の未来に向けて、国際オリンピック委員会(IOC)、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo 2020)ならびに広範なパートナーと協力体制にあります。

平昌2018冬季オリンピック競技大会で展開したコラボレーションの成功を基に、オリンピック競技大会を革新させるテクノロジーの活用を大々的に目標として打ち立てたんですね。

世界においてテクノロジー・リーダーであるインテルは、今回のようなオリンピック競技大会を通して、自社のコンピューティングの力を生かし、世界中の選手や観客、視聴者に革新的な新しい体験を生み出す中核となるテクノロジーを披露できる機会ととらえているようですね。

 

使用されたドローンについて

今回使用されたIntel PREMIUM DRONEと呼ばれるドローンです。

通常パッケージでは、上図右のモデルIntel PREMIUM DRONEクラシックタイプが主流だそうで、こちらを200台使用したドローンライトショー全体の価格は9万9,000USドルで、日本円で約1100万円とのこと。

しかし、今回東京オリンピック2020で使用されたドローンはIntel Shooting Starで、上図左のものです。

Shooting Starは重さ330グラム、ローターの直径が15センチの小型クアッドコプターで、LEDライトの組み合わせで40億以上の色の光を表現できるそうですね。

1台のPCで数千台のドローン群全体をコントロールすることができるようです。

 

他のドローンライトショーの事例

例

ここでは、ドローンライトショー事例における東京オリンピック2020以外のものについてご紹介して行きたいとお思います。

 

韓国(ソウル)NEW YEAR’S EVE COUNTDOWN DRONE LIGHT SHOW in YEONGDONG-DAERO

まずは、韓国の事例です。

韓国のソウルで開催された『NEW YEAR’S EVE COUNTDOWN DRONE LIGHT SHOW in YEONGDONG-DAERO』では、大規模な新年のドローンライトショーが開催されました。

また観光ではいくつかのドローンライトショーがこれまでに開催されており、その中には政府からコロナ感染予防のメッセージと、医療従事者へのメッセージをドローンで空に描くイベントがあった様です。

 

英国(ロンドン):London’s 2021 fireworks  Happy New Year Live!

ロンドンでも、新年を迎えるイベントとして、『London’s 2021 fireworks  Happy New Year Live!』と呼ばれるドローンライトショーが開催されました。

上記の写真からも分かる様に、このイベントでは、花火大会とドローンショーを同時に開催しています。

伝統的な花火と、最先端のドローンライトショーの融合は、まさにゴージャスで幻想的なショーですね。

 

中国(上海):WELCOME 2021 【SHENZHEN DAMODA SHOWREEL OF 2021 NEW YEAR’S EVE GALA】

続いて、ドローンの本場中国では、世界最大級のドローンライトショーが年越しに行われました。

超高層ビルに対する大規模プロジェクションマッピングと、DAMODA製のギネス級の数のドローンを使用した、近未来的なパフォーマンスにより、中国国民はもちろん、世界的な注目を集めました。

このDAMODA製のドローンは、インテルとの最大競合であり、ドローンライトショー最大のネックである『価格』『安全面』において優勢を持っています。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は、ドローンによる顔認証技術についてご紹介致しました。

何と言っても、安全かつ正確に形や物、言葉などを精密に形作ることができることで、神秘的な光景を多くの人々に届けられる点が魅力と言えるでしょう。

これからもドローンに関するお役立ち情報を発信していきますので、是非ご覧ください。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

 

 

おわりに

「職業」としてのドローンパイロットの今後とドローンマーケットを研究している私がドローンスクールを

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という観点からおすすめ順にランキング形式で纏めました。

参考になると思いますので、是非ご覧いただければと思います。

 

 

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