今回は、『ロボティクスアカデミー』と『DBS(ドローンビジネススクール)東京』の二つのドローンスクールの比較をしていきたいと思います。
まず、スクール概要をお伝えし、費用や受講内容・受講形式、アフターサポートや特典等、様々な角度からお伝えしていきたいと思います。
Contents
二つのドローンスクール概要
まずは二つのドローンスクールのそれぞれの概要からお伝えしたいと思います。
『ロボティクスアカデミー』
まず初めにスクールの概要についてお話しいたします。
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーは、2015年の11月に開校したドローンスクールです。
デジタルハリウッド株式会社によって運営管理されていてる歴史あるドローンスクールなんですね。
題名にもある通り、このスクールはJUIDA(ジュイダ)認定スクールの第一号とのこと。
定められたカリキュラムを終了すると国土交通省認定の認定証を受け取ることができます。
後ほど紹介いたしますが、コースは全部で二つあります。
一つ目が、ドローン専攻です。
ここではこのスクールの本題である無人航空機の操縦や扱いを習います。
二つ目は、サービスロボティクス専攻です。
このコースでは、サービス業で使用されるサービスロボットの扱いを学べます。
このロボティクスアカデミーの特徴としては、大学や大学院の運営もしているデジタルハリウッドの他の事業で培った教育ノウハウを活かしたスクール運営をしているんですね。
『ドローンビジネススクール東京』
続いて、『DBS(ドローンビジネススクール)東京』の紹介です。
DBS(ドローンビジネススクール)東京は、国内受講生数No. 1の実績があります。
その最大の魅力は、最短2日で国土交通省認定資格が手に入るだけでなく、資格取得後の就活までサポートしている点です。
実践形式を重んじたDPA(ディーパ)のカリキュラムに加え、ビジネスでの利用を目的とした手厚いサポート体制もあるので、初心者の方でも圧倒的な技術力を養える点で人気があります。
スクール 費用
続いて、2社の受講費用についてご紹介いたします。
『ロボティクスアカデミー』の費用 〜エントリープログラム〜
『秋葉原ドローンスクール』における一番人気のコースは、『エントリープログラム』です。
このコースでは、JUIDA(ジュイダ)における無人航空機操縦技能認定証明証が取得できるコースになっています。
期間は合計4日間で、気になる費用は、税込み191,180円です。
この受講料には教材費であるJUIDA(ジュイダ)のテキストや室内練習用機体、筆記・実技の試験料、実技練習で使用するドローンのレンタル料金が含まれているようですね。
形式的には、約1ヶ月間のプログラムで、毎週土曜日か日曜日にスクールに通う形式になっています。
また、JUIDA(ジュイダ)安全運航管理者証明証の取得も可能で、受講料は、25,630円税込です。
エントリープログラムとは異なり、試験料、教材費が含まれていませんので注意が必要です。
受講にかかる時間は、1日で約3時間の講習が予定されています。
『ドローンビジネススクール東京』の費用 〜回転翼三級コース〜
『ドローンビジネススクール東京』の一番人気のコースは『アドバンスコース』です。
アドバンスコースは、実務的な技術とノウハウに重きをおいたコースで、ドローン操縦士協会(DPA)の認定資格「ドローン操縦士回転翼三級」の取得取得を目指すコースになっています。
講習内容としては、カメラ付きドローンを自由に扱える技術を2日間で習得可能なものとなっています。
価格は、2日間で200,000円(税別)で、こちらもドローンの貸し出し料や保険料も含んでいます。
受講内容・形式
続いて、2つのスクールの受講内容・形式についてご紹介したいと思います。
『ロボティクスアカデミー』:受講内容・形式
『ロボティクスアカデミー』の講義内容・形式は以下のとおりです。
『ロボティクスアカデミー』では、JUIDA(ジュイダ)の基準の通りでのカリキュラムです。
取得にかかる合計日数は、4日間です。
続いて、受講形式についてですが、『ロボティクスアカデミー』の受講形式は集団講義です。
公式HPによると、月々に定員12人と定められています。
『ドローンビジネススクール東京』:受講内容・形式
続いて、『ドローンビジネススクール東京』の講義内容・形式についてです。
DBS(ドローンビジネススクール)東京では、航空法条例12個をすべて満たしているDPA(ディーパ)は、実践に重きをおいたカリキュラムを使用しています。
受講形式として『ドローンビジネススクール東京』では、豊富な経験を持つインストラクターによるマンツーマン指導を行なっています。
そのため、簡単な質問から難しい技術に関しても気軽かつ何度でも質問することができます。
加えて、インストラクターは全員総フライト時間が2000時間を超えるドローンによる空撮や点検事業などの現場で働く方々なので、実践技術を身につけるには最適な環境と言えるでしょう。
アフターサポート・その他特典
ここでは、各スクールのアフターサポート、その他特典等の紹介をしたいと思います。
『秋葉原ドローンスクール』のアフターサポート・特典
拝島ドローンスクールのアフターサポートや特典の一覧は以下のとおりです。
1 | 『ミニドローン』をプレゼント | ロボティクスアカデミーでは、講習が始まる前に、ミニドローンをプレゼントしています。 | |
2 | 『練習帳』をプレゼント | またミニドローンの使用方法や練習方法を記載した練習帳も貰えるらしく、操縦技能の基礎が身に付けることができます。 | |
3 | 『映像教材』が貰える | ロボティクスアカデミー独自開発の映像教材が視聴できるようです。この映像では、ドローンに関する映像はもちろん、映像編集ソフト(DaVinci Resolve)の使用方法についての学習もできるようです。予習・復習ができるのはいいことですよね。 |
『ドローンビジネススクール東京』のアフターサポート・特典
ドローンビジネススクール東京のアフターサポートや特典の一覧は以下のとおりです。
1 | 『Holy Stone(カメラ付き)』 | DBS(ドローンビジネススクール)東京では、公式HPを見ると先着10名に人気のホビー用ドローンをプレゼントとあります。カメラもついてる機体なので、より自宅での練習が楽しめるでしょう。 |
2 | 申請書作成サポート | 卒業後、ドローンの操縦に許可申請が必要な場面において必要になる飛行申請書類を無料で作成してくれます。 |
3 | 練習場無料貸し出し | 天候に左右されない都内最大級の大きさを誇る練習場を、卒業生なら無料で何回でも使用可能です。操縦技能は車と同様、卒業後の操縦量できまると言っても過言ではないため、非常にありがたいサービスと言えます。 |
4 | 受講中のドローンの破損、対物への損害保険適用 | こちらも、全てのコースでドローン保険の料金も含まれているようです。 |
5 | ドローン購入サポート | ドローンメーカー世界最大手であるDJI(ディージェーアイ)の販売代理店も行っています。 |
6 | 人材派遣 | DBS(ドローンビジネススクール)東京では、「SORAeMON」という副業・転職サービスを展開しています。これは、DBS東京の運営会社であるスカイエステート株式会社が作成したマッチングサービスで、点検、壁面調査など、操縦士と操縦士に合った案件が見つかるプラットフォームというサービス内容になっています。※SORAeMONアプリはこちら |
まとめ
最後に、これまでの項目を踏まえた比較を行っていきたいと思います。
以下、今回お伝えした項目をまとめたものです。
ロボティクスアカデミー
受講形式:集団 ★★☆☆☆ |
ロボティクスアカデミーは集団形式を採用しています。JUIDA(ジュイダ)のカリキュラムの性質上実践ベースが少ないことから、辛口ではありますが、こちらの項目は★2つとさせていただいております。 |
アフターサポート ★★☆☆☆ |
運営元である、デジタルハリウッド大学の施設を使用できるなどのサポートはあるようです。またイベントなどもあるようですがが、実力をつけるために必要なサポートとしては少し物足りないかと考えました。 |
認定資格 ★★★★☆ |
JUIDA(ジュイダ)の資格・カリキュラムを使用しています。評価軸として、条例をおおよそカバーできる点と、カリキュラム自体が座学ベースのものであるため左のような評価になっています。 |
費用 ★★★★☆ |
JUIDA(ジュイダ)の資格二つを取得するための費用は約23万円ほどです。 |
総合評価 ★★★☆☆ |
総じての評価はご覧の通りかと思います。ドローンスクールの性質上、価格面の低さは大切な要素の1つかなと感じました。 |
ロボティクスアカデミーの1番の魅力は事前練習制度と言って良いでしょう。
しかし、『実践』という観点で見た際には、際立ったプラスポイントがないようにも思えました。
ドローンビジネススクール
受講形式:マンツーマン ★★★★★ |
ドローンスクールの中でも唯一と言っていいほど少ないマンツーマン指導を導入しているスクールです。 総フライト時間2000時間を超えるベテランスタッフの個人指導のもと、実践形式かつ確実に自分のペースで学べる環境になっています。 |
アフターサポート ★★★★★ |
案件受注までの手厚いサポート、室内練習場永年無料、法規制や技術に対する質問も可能、と完璧なアフターサポートだと思います。何より、資格習得で終わらないサポートは操縦士にとって必須なものだと私自身実感しているため、この評価になります。 |
認定資格 ★★★★★ |
DPA(ディーパ)の認定資格・カリキュラムを使用しています。 JUIDA(ジュイダ)との大きな違いは、航空法条例12個をすべて満たしているか否かにあります。DPA(ディーパ)が全て満たしているのに対し、JUIDA(ジュイダ)は9個のみなので、確実にDPA(ディーパ)の方が良いでしょう。 |
費用 ★★★★☆ |
完全なる初心者の方は32万円、10時間以上のフライト経験がある方は20万円です。大きく違いはないものの、他のスクールと比べると高めではあると思います。しかし、講義スタイルや手厚いサポートは他のスクールでは追加料金の所が多いため、総じて平均くらいといえます。 |
総合評価 ★★★★★ |
上記をまとめると左のような評価になりました。ドローンを使ってゆくゆくはビジネスにつなげたい方はぜひご検討して見てください。 |
一方、ドローンビジネススクール東京も、卒業後のサポートや特典は充実していると言えます。
大きな違いとしては、カリキュラム内容や指導体制で、ドローンビジネススクールはマンツーマン講義で、一人当たりの操縦時間が非常に多く、且つ個人にあったペースでの学習ができることを強みの一つとしています。
『ドローン操縦士資格が素早く取得でき、卒業後も手厚いサポートがある国内最大級のスクール』と言えるでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、『ロボティクスアカデミー』と『ドローンビジネススクール東京』のスクール比較を行いました。
それぞれ特徴があったので、ぜひ検討材料にしていただければ幸いです。
これからも、ドローンに関するお役立ち情報を発信していきますので、ぜひご覧いただければと思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。