ドローンレース

ドローンマーケット

ドローンの活用はスポーツ観戦だけじゃない!ドローンのスポーツ分野への広がりと事例を徹底解説します。

2019年には日本でも開催され熱狂の渦に巻き込んだラグビーWカップ。

ラグビーが日本で多くの方々に認知が広まるようになったのは、エディージョーンズ率いる日本代表「ブレイブブロッサムズ」が2015年の南アフリカラグビーWカップで強豪である、南アフリカ代表に歴史的勝利を飾ったことだろう。

ベスト8入りには惜しくも手が届かなかったものの、名の通り勇敢なパフォーマンスを見せたブレイブブロッサムズは日本国内のラグビーフィーバーを引き起こし、世界の注目とリスペクトを集めました。

そんな歴史的勝利の裏側にドローンの存在があったことを知っている方は少ないだろう。

ドローンはどのようなスポーツに、またどのように活用されているのでしょうか?

ラグビーやほかのスポーツの事例を踏まえ今後のドローンのスポーツ活用について徹底解説します。

スポーツにドローンを導入するメリット

スポーツ界では、ドローン撮影が段階的に導入されており、今後一層その傾向は高まっていくと考えられます。

現状、ドローン撮影を積極的に導入しているスポーツとしては、サッカーやアメフト、ラグビーが挙げられます。

サッカーやアメフト、ラグビーのようなフィールドを使うスポーツにおいて、ドローンは練習風景を上空から撮影し、今までにない視点からフォーメーションを確認することを可能にし、高度なフォーメーションや戦術、技術指導の向上に活用されています。

またフィールド上のプレーヤーの1人1人にセンサーを付属させることで、試合中の動きを上空から撮影するなど、ドローンによる新しい視点は、今後いろいろなスポーツで進化をもたらしています。

当然のことながら、スポーツチームの運営スタッフにドローン操縦ができる人材がいなければこれらの活用は不可能です。

そのため今後スポーツチームを運営する上でドローン操縦の技術を習得したパイロット、または既存のスタッフに技術を習得させる可能性があるでしょう。

スポーツ界では、段階的にドローン撮影が導入されており、今後より一層その傾向は強まっていくと考えられます。

選手全員の動きを把握できる

サブスクリプションなどで動画がスマホで簡単に見れる現代において、動画のクオリティは視聴者獲得のためにも他社との違いが必要になってきます。

通常のビデオカメラのスポーツ中継では、選手全員の動きを同時に撮影することは困難であり、多くの場合、そのシーンでメインとなるプレーヤーにスポットを当てて中継しています。

そのため、ボールやメインの選手から少し離れた位置にいる選手の動きは映っていないことがほとんどです。

一方でドローンによる撮影は上空から全体を撮影できるため、通常のスポーツ中継では見ることができないような選手の動き、全体感の様子を見られるのが、ドローンを活用するメリットです。

上空から選手全員の動きを確認することができるため、サッカーでのパス回しや動き出しなども分かることができます。

人間の視点では見ることのできなかったドローンによる映像は、同じスポーツでも違うスポーツにすら感じられる新鮮さがあるので、改めてその面白さに気づかされることでしょう。

クリアな観戦を実現できる

ドローンを使うことによって従来の撮影では不可能であった特殊アングルからの撮影が可能となるため、この様な機器で撮影した画像を放送用画像として使用すれば、視聴者はその臨場感をより一層楽しむことができます。

ラグビーやアメフト、サッカーなど、フィールド上でプレーヤーの人数も多く、敵味方のプレーヤーが入り乱れるがスポーツの場合には、横方向からだけでは見づらい場面が多いです。

見どころのシーンにおいても、ほかのプレーヤーの影になって見づらいこともあります。

ですが、ドローンによって上空から撮影した映像では、他のプレイヤーの影になって見えづらいことはなく、クリアな観戦を実現できるのがメリットです。

横からではなく、上空から確認することができるので選手同士の距離感などもわかりやすいのもメリットといえます。

競技者の技術向上に活用できる

上記のようにドローンで撮影することによって、視聴者が全体感を見れる、クリアな感染が可能になるなど楽しめることはもちろんですが、プレーヤー自身も自分のプレーを上空から客観的に確認することで、技術力向上に活用することができます。

また、サッカーやラグビーのようなフィールド競技だけでなく、スキーやスノーボードのような動作の細かい部分が重要になる競技においても、ドローンで上空から撮影することによって、自身の動作の確認を行うことができるようになります。

フィールドスポーツ以外のスポーツへの導入の実例としては、スキーやスノーボード、フリースタイルBMX等、動きが激しいスポーツのプレーヤーをドローンによって上空から撮影することがあげられます。

ドローンを用いることによって、練習時の自身の姿を第三者の目で客観的に捉えられることができるようになるのです。

例えば、スノーボード、フリースタイルBMXなどのスポーツの技の練習時において、感覚的には技ができるものの、どんな点が成功のキーポイントになったかよく分からないといった事があります。

しかし、ドローンでの上空から自身の競技中の姿を撮影した映像を指導者とプレーヤーが共有し合い、客観的に分析し、改善へとつなげることができるようになります。

ラグビー

ラグビーはプレーヤーが密集した状態のプレーが多いため、横からの映像では状況把握や解析が困難という問題点がありました。

しかし、ドローンの活用によって、上空からの撮影が可能になることとで横からだけではない、異なる視点からプレーの分析ができるようになりました。

このようにドローンの技術は、ラグビーにおける戦術、技術指導の向上等にも大いに役割を果たしているのです。

記事の冒頭でエディージャパンの話に触れたと思います。

ラグビー日本代表においてどのようにドローンは活用されていたのでしょうか?

結論から言うと、ドローンは、オフ・ザ・ボールの動きを確認するために活用されていました。

では、なぜオフ・ザ・ボールの動きの確認が必要だったのでしょうか。

それは現代ラグビーが、試合時間の60%がラックやチェイスなど、ほぼ全員が立っている状態であるからで、ボールを持ってないときのポジションや動きが重要だからです。

また、南アフリカ代表との試合のキーポイントとされたのがタックルでした。

南アフリカの選手は日本の選手と比較しフィジカルが強く、日本の選手は1対1の勝負ではなく数で勝負するしかなかったのです。

そのため相手がボールを持っているとき、必ず2人で低くタックルして倒すことを前提にした戦術を組み立てました。

この戦術をリロードと命名し、ディフェンスの数が足りなくなるのを防ぐため、タックルをしたらすぐに立ち上がりディフェンスラインに戻ることが生命線の戦術でした。

この3秒以内のリロードを実行するためにトレーニングで活用されたのが、小型無人機のドローンでした。

ドローンによって上空からトレーニングの撮影をすることでトレーニング関するさまざまなデータを収集することができました。

例えば、リロードのディフェンスの動きだけでなくアタック側がプレーをした後の動きや、ボールを持っていないときのオフ・ザ・ボールの動きなど、1人ひとりのデータをドローンによる空撮映像から取得しました。

ドローンがなければ、ボールの動きだけでなく全体の動きや配置を撮影することができないため、リロードやオフ・ザ・ボールの動きのデータを取得することは不可能でした。

通常、ボールを持ったプレイヤーが倒されボールが密集を抜け出るのに3秒かかります。

この抜けだすまでの3秒以内にディフェンスラインに戻ることが、次のディフェンスへの貢献においてとても重要になりました。

そこで「3秒以内にディフェンスラインに戻ることができれば成功」「戻れなければ失敗」として、リロードの練習を徹底的に行いました。

結果として、アナリストが試合前の準備としてドローンを用いた戦術分析、技術指導を行ったことが、あの歴史的勝利を生み出したのでした。

サッカー

また、ラグビーと同様の代表的なフィールドスポーツとしてサッカーが挙げられます。

プロのスポーツにドローンは活用されていますが、アマチュアや大学、ジュニアにおいてもドローンによる空撮映像は活用されています・

大学サッカーチームでは、以前はサッカー場に併設されているやぐらから試合やトレーニングを撮影し、映像分析を行っていました。

そこでドローンを導入することにより戦術分析や技術指導がより高度化したそうです。

従来のやぐらからの撮影方法では、ボールから離れた場所のプレーヤーの位置や動きを正確に把握することが困難であったが、ドローンによる空撮であれば相手プレーヤーの動きに対する自チームのプレーヤーの動きを正確に把握できようになったようです。

プロスポーツに注目が集まりがちですが、スタジアムやテレビ放送など自身の動きを客観的に見ることができる環境が多いプロと違う、アマチュアスポーツにおいて比較的安価に導入することが可能なドローンはこうした分析などの変革のポテンシャルを秘めていることが伺えます。

陸上競技

陸上競技でドローンの事例を考えると、上からのドローンの映像により細かく動作の分析が可能です。

ハードルや走高跳、リレーのバトンパスなどを、今までは見れなかった角度から競技者を確認できるため技術向上に役立てられると考えられています。

また、ドローンは選手を追尾しながら動かし撮影することが可能です。

従来は定点から撮影しフィードバックすることしかできなかった陸上競技において、より選手の動きを身近に確認し指導することができるようになります。

多人数の種目以外での活用も十分見込めることができますね。

ドローンのスポーツ導入への懸念点

上記のようにドローンのスポーツへの導入はスポーツを観戦する人だけでなく、プレーヤーや監督にとってもメリットがあります。

スポーツの試合で勝利するためには、当たり前ですが練習や戦術のトレーニングを行わなければいけません。

従来も、トレーニングの様子や試合映像を見ることでウィークポイントの改善や戦術の考察に活用していました。

今後は、ドローンによるトレーニングや試合の様子の空撮映像を分析や考察に活用することができます。

今までの横からの映像を見ただけでは気づかなかった改善点や癖などに把握することができ、より効果的な練トレーニングが可能になることでしょう。

一方でメリットだけでなく、スポーツの分野においてドローンを利活用するにあたっては、次のようなところに注意が必要です。

試合や大会でドローンを使用するには事前の承認が必要

大勢の人が集まる試合やイベントなどが行われている場所でドローンを上空に飛行させる場合には、事前の承認が必要です。

承認を得ることなく、ドローンを上売空に飛ばしてしまうと航空法に違法な行為として扱われてしまい、罰金などが科される可能性があるため十分に注意しましょう。

また、承認の申請を行う場合でも承認を取得するまでに時間を要する場合もあるため、前もって早めに申請を済ましておく必要があります。

また、大会やイベント会場だけでなく、人口密集地など航空法にて禁止されている場所に関しては、200g以上のドローンを飛ばすためには航空法が定める事前申請が必要不可欠です。

飛行可能地域の場合でも公園や競技場などは各自治体において別途許可申請が必要になるケースもあるため事前に確認しておくことが重要です。

安全対策

ドローンはメリットも多い一方で、上空に重さのある機体を飛行させているため、操縦を誤ると重大な事件、事故につながることもあるため安全対策は必要です。

イタリアでは、アルペンスキー競技の最中に、滑っていたプレーヤーのすぐ後ろにドローンが落下し、大破するという危険な事故が発生しています。

これはとても危険な事故であり、ドローンの落下する速さに重さがかけ合わさり、さらにスポーツ競技中のプレーヤーのスピードが加われば、通常ドローンが落下するよりも、強い衝撃になってしまいます。

アルペンスキー競技の事故においては、あと少しでもプレイヤーが後ろにいたら、重大な怪我、もしくは場合によっては死亡事故が起こり得ていた可能性も否定することはできません。

また、オーストラリアでトライアスロン選手がドローンと接触し怪我を負う事故や、日本においても湘南国際マラソンの会場でドローン落下によりスタッフが怪我する事例も発生しています。

上記のような事件、事後が発生しないように、ドローンの課題の一つとなっているのは空撮に伴うドローンの操縦技術です。

高い技術がなければ、意図している動画を撮影することはもちろん、安全な飛行操作をすることは難しいといえます。

しかし、最近ではプレーヤーとドローンが相互に通信するシステムも開発され、ドローンが自動的にプレーヤーを追尾し、自動操縦が可能になりつつあります。

一方で航空法で、目視外飛行の自動操縦の禁止など自動操縦の課題が多いのも事実です。

ドローンがスポーツの発展に貢献していても、プレーヤーの命に関わるような危険性が存在する以上、スポーツで活用することに疑問を持たれるという可能性は十分に考えられます。

ドローンの安全な利用方法の考案と、事件・事故の再発防止の徹底が、ドローンがスポーツ競技でさらなる活用を推進するために不可欠であると言えるでしょう。

プレイヤーへの懸念

ドローンによる空撮はプレーヤーに多大な恩恵を与える一方で練習や試合の集中を阻害する懸念もあります。

ドローンの飛行音が気になるプレーヤーがいるケースやその回避のために高く飛ばし過ぎると、映像が小さ過ぎて使えなくなりるケースもあります。

バッテリー交換のために何度も卸す必要があるなど改善が必要なのも事実です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

スポーツ中継においてドローンを活用することによって、従来とは違った上空からのアングルでスポーツ観戦を楽しめるようになります。

サッカーやラグビー、スノーボードなどでは既にドローンの活用事例があり、今後は他のスポーツでも活用が広がることが考えられます。

また、試合映像の中継だけでなく、トレーニングや戦術の考察にも活用されており、今後ますますスポーツ分野においてドローンの活躍が期待されます。

ポイントは、

・ドローンを活用することで新たなアングルによるスポーツ観戦が可能になる

・観客だけでなく、選手や監督は自身のプレーを客観的に分析できる機会が増え戦術や技術向上に活用されている

・アマチュアなどローコストで導入できることでスポーツの可能性が広がる

・一方で安全対策などまだ課題も一部あるため一つ一つ解決していくことが必要不可欠

であることが伺えます。

ドローンの技術開発も進んでおり、搭載のサーモグラフィカメラで選手の温度を感知し、熱中症対策といった健康管理など新たな活用の事例も確認されています。

今後もこの様なドローンを活用した最新技術の導入によって、スポーツ界の更なる発展が期待されますが、理想的な空撮を実現するには操縦技術は必須になります。

既存のチームスタッフはもちろんスポーツ分析に興味がある方はドローンの操縦技術をてにいれてみてはいかがでしょうか。

それではまた。

おわりに

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参考になると思いますので、是非ご覧いただければと思います。

 

 

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