今回は、ドローンを使用したニュースポーツ『バルーンバスターズ』についてお話ししていきたいと思います。
まずその概要についてお話し、開発の背景、ゲームルール、大会の詳細を述べた上で、最後に他の注目できるドローンスポーツについてご紹介させていただきます。
Contents
『バルーンバスターズ』とは
まず初めに、『バルーンバスターズ』の概要についてお話ししていきたいと思います。
『バルーンバスターズ』とは、複数人で行うドローンスポーツで、風船が装着されたドローンを使用します。
そして、対戦相手の風船を割ったり防いでいくようなバトルゲームになっています。
そんな『バルーンバスターズ』は、その斬新さが認められ、2019年7月に開催されたライブエンターテインメントサミット「DAWN 2019」のコンテストでグランプリを取得しています。
運営しているのは、競技名にもその名が使用されている『株式会社バルーンバスターズ』です。
後ほど詳しく説明いたしますが、代表取締役である鹿股幸男氏は、玩具メーカーに務めていたようです。
そうした背景から、子供たち野遊びが画面を見る形式のものではなく自由気ままに遊べるものの開発という使命を持ち、アナログとデジタルの良さをそれぞれ引き継いだ『バルーンバスターズ』を開発しました。
株式会社バルーンバスターズは運営会社として、子供が触れても怪我をしないような鋲の開発など、バルーンバスターズに関連する機器やイベント企画を行っています。
以下詳しい会社概要です。
会社概要
■会社名:株式会社バルーンバスターズ
■代表:鹿股 幸男(かのまたゆきお)
■設立:2019 年 10 月 2 日
■所在地:東京都港区西新橋 1-19-14 大和ビル 5F
■HP:https://balloonbusters.tokyo/
■TEL:03-6416-4036
■FAX:03-6416-4037
■事業内容 :玩具の製造と販売
開発の背景
続いて、バルーンバスターズの開発に至った背景について詳しく説明していきたいと思います。
結論、この『バルーンバスターズ』はデジタルとアナログの良さを掛け合わせたリアルコミュケーションを楽しむニュースポーツです。
先ほど少し説明した部分ではありますが、この『バルーンバスターズ』を開発したのは玩具メーカーに勤務経験のある鹿股幸男氏です。
あの『無限プチプチくん』を開発したのが、鹿股氏のようですね。
そんな鹿股氏のお子さんは、テレビゲームに夢中になっている小学生とのこと。
そうした様子から「子供たちにゲーム以外のことにも熱中して欲しい」「子供が夢中になれる遊びをゲーム以外で作りたい」という考えを持ったようです。
現代病とも揶揄される『うつ病・引きこもり・ストレス スマホ依存・ゲーム依存によるコミュニケーション不足』を克服するため、「リアルコミュニケーション」「視線の強制的上昇による未来思考転換」が求められるこのゲームを開発したようですね。
産経新聞の記事にも、下記のようにありました。
産経新聞より
子供も大人も思わず真剣になる、ドローンでバトルするバルーンバスターズをご存知だろうか?
ドローンで風船を割る、という、至極シンプルだからこそ熱いゲームなのだ。
株式会社バルーンバスターズの代表取締役 鹿股幸男(以下、かのまた)は、子供たちがゲーム依存症になったりコミュニケーション不足になりがちな現代に危惧し、ドローンでバトルすることで心理的にも未来思考転換できるバルーンバスターズを企画し、子供が触っても針に触れることのない安全なドローンや特殊な風船ユニット(特許出願中)を開発。
かのまたが描くその世界観を広めるべく、リアル宝探しちゃんねるを運営するThe360合同会社(以下、The360)へ、バルーンバスターズをVRの宝探しで楽しめるように制作を依頼した。
※産経新聞:2020.11.17の記事より
ゲームルール
『バルーンバスターズ』のルールは至ってシンプルです。
ゲームの勝敗を決めるのは風船の不無なので、ドローンに装着された鋲で相手の風船を割れるかどうかというところがルールの根幹になってきます。
過去の大会で使用されているルールとしては以下の通りです。
ルールまとめ
- 1試合4ラウンド制
- 1ラウンド3分間
- 得点方法:相手の風船をわる(20点)、設置されている風船をわる(5点)
- 減点方法:機体が天井に当たる(-5点)、機体が人にあたる(-20点)
- 機体が地面に落ちても復活できれば続行OK(飛び立てない場合はそのラウンド終了)
- 機体のバルーンが割れたらそのラウンドはバトル終了、次のラウンドから入る。
- 最終的に総得点が高い人が勝利
しかし、バルーンバスターズの良い点として、ルールがシンプルというところがあります、
そのため、その大会ごとに柔軟にルール変更ができることは良い点と言えます。
大会
ここでは、過去行われていた大会について公式HPで紹介されている情報をもとに紹介したいと思います。
2020年10月までに全6回行われている『バルーンバスターズ』ですが、イベント当日はバルーンバスターズだけではなく、ドローン安全講習(無料)や、空中体験&リアル宝探し、レースドローンの飛行デモンストレーションなどなど、ドローンに関わるイベントが様々あります。
参加者は小学生から大人まで、ボリュームゾーンとしては『小学生低学年から中学年』と、まさに鹿股氏の狙い通りと言えます。
試合中は、子供たちの元気な歓声が聞こえたり、負けると涙を流す子もいるほど試合は白熱しているようですね。
他の注目できるドローンスポーツ
最後に、今注目のドローンスポーツについてお話ししていきたいと思います。
今回お話しした『バルーンバスターズ』をはじめ、今ドローンの分野ではドローンを使用したドローンスポーツが注目されています。
ドローンレース
ドローンスポーツとして一番有名なものは、『ドローンレース』です。
ドローンレースとは、高速度でドローンを操縦し一定のコースを飛行させる競技でのことで、ドローンレースにおけるドローンの最高時速は時速100キロと言われるくらい激しいスポーツです。
その魅力としては、近未来的なドローンとスピード感とスリル満載のレース展開と言えるでしょう。
そんな今注目されているドローンレースの大会は、全世界中で行われており、1大会の賞金総額が一億円を超えるようなものもあるほど今注目のスポーツといえるでしょう。
ドローンサッカー
続いてドローンサッカーです。
ドローンサッカーとは以下の通りです。
ドローンサッカー
ドローンサッカー®とは、韓国発祥の競技で、球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを使用し、5 対5 で戦う最新戦略型チームスポーツです。 ドローンボールを専用ケージ内のフィールド両サイドの空中に設置したリング状のゴールに入れることで、その得点を競う競技となります。
韓国発祥のこのスポーツは、現在人気爆発中で、近年は日本だけでなく、アメリカ、中国、東南アジアの諸外国でも普及が進んでいます。
詳しい内容は、以下の記事をご覧いただければ幸いです。
-
-
参考今韓国発のドローンスポーツ、『ドローンサッカー』がアツい!近年大きな注目を集めているドローンレースに次ぐ、ドローンを活用した次世代のスポーツとして期待されるドローンサッカーについて徹底解説します!
無人で大空を飛行するドローン。 ドローンは一般に上空からの空撮、人間が入れない場所の測量、災害時の活用といったものが身近な用途でしたが、ドローンを身近に楽しむ手段として注目を浴びているものにドローンス ...
続きを見る
最後に
いかがだったでしょうか。
今回お話しした『バルーンバスターズ』は、デジタルとアナログの良さを掛け合わせたリアルコミュケーションを楽しむニュースポーツと言えます。
気になった方は是非チェックしてみてください。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。