さて、今回は株式会社デジタルハリウッド株式会社の事業説明の後半部分をお話ししていきたいと思います。
デジタルハリウッドが運営しているドローン・ロボットスクール『デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー』の概要からアクセス、カリキュラム内容について説明いたしますね。
Contents
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーとは
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーは、デジタルハリウッド株式会社が運営しているドローンとロボットを扱うためのスクールです。
ドローンスクールとしては歴史が古く、2015年の11月に開校しました。
無人航空機の操縦や扱いを習うドローン専攻とサービス業で使用されるサービスロボットの扱いを学ぶサービスロボティクス専攻の二つのコースがあります。
このロボティクスアカデミーでは、母体であるデジタルハリウッドの事業で培った教育ノウハウを活かしたスクール運営をしています。
2017年6月からは国土交通省認定講習団体にも選出されている実績あるスクールなんですね。
サービスロボティクス専攻
サービスロボティクス専攻では、いわゆるサービス業で使用されるロボットの扱いについて学びます。
世の中のいろいろなモノやサービスがIoT化している中、市場が拡大しているロボットサービス分野においてロボット活用方法を学ぶことは需要があると考えられます。
サービスロボティクス専攻の『リーダーズプログラム』では、そうしたサービスロボット分野の学習を3ヶ月間全十回の授業を通して行います。
コース価格は66,000円で、キャンパスは駿河台にあります。
カリキュラム内容
- 日本のロボット市場の全体像や、今後のロボットビジネスについてサービスロボット概論
- Pepperの紹介と、コグニティブロボット(Pepper×Watson)が普及する未来
- ロボットを活用したデジタルマーケティング
- Boccoの紹介と、ロボットスタートアップが作るロボット像のあり方、そして今後の展望
- ロボットの制御ソフトウェア「V-Sido OS」の導入紹介と、ロボット向けソフトウェアビジネスの未来
- ロボット共生社会のビジネスと安全性への配慮について
- RoboHonの紹介と、人の身近にいるパートナーロボットのあるべき姿
- サービスロボットに関わるプロフェッショナル像
- ロボット共生社会のクリエイター像とHuman Robot Interactionとは?
- ロボットと人のコミュニケーションのあり方、エンターテイメント分野でのロボットの未来について
ドローン専攻
ロボティクスアカデミーのもう一つの専攻であるドローン専攻では、JUIDA(ジュイダ)資格の習得を目指します。
2015年に設立されたスクールなので、その歴史からロボティクスアカデミーのドローン専攻部門ではJUIDA(ジュイダ)認定スクールの第1号として選ばれているんですね。
取得できる資格について
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーでは、JUIDA(ジュイダ)の『JUIDA(ジュイダ)操縦技能証明証、JUIDA(ジュイダ)安全運航管理者証明証』の2種類の資格を習得できます。
それぞれを取得するためには、JUIDA(ジュイダ)操縦技能証明証はエントリープログラム、JUIDA(ジュイダ)安全運航管理者証明証はJUIDA(ジュイダ)ライセンスオプションのコースを終える必要があります。
- 『JUIDA(ジュイダ)操縦技能証明証』:無人航空機を安全に飛行させるための知識と操縦技能を有する者に与えられる証明証です。
- 『JUIDA(ジュイダ)安全運航管理者証明証』:無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理する者に与えられる証明証
カリキュラムについて
ドローン専攻には『ドローン専攻エントリー、ドローン専攻JUIDA(ジュイダ)ライセンスオプション』の二つのカリキュラムがあります。
ドローン専攻エントリープログラム
エントリープログラムは、JUIDA(ジュイダ)操縦技能証明証取得を目指すコースです。
受講料は191,180円税込で、受講料には教材費(JUIDAテキスト・室内練習用機体)や筆記・実技の試験料、実技練習で使用するドローンのレンタル料金が含まれています。
約1ヶ月間のプログラムで、毎週日曜日にスクールに通う形式のようですね。
このコースは、『ドローンビジネスの実務において担当者及びパイロットに求められる運用上の知識や安全な利活用実現する技術(整備・点検・操縦)を習得すること』を目的としています。
週末開催なので、働く方でも通いやすいことがメリットとして挙げられるでしょう。
ドローン専攻JUIDA(ジュイダ)ライセンスオプション
JUIDA(ジュイダ)ライセンスオプションは、JUIDA(ジュイダ)安全運航管理者証明証の取得を目指すコースです。
受講料は、25,630円税込で、試験料、教材費が含まれているようですね。
受講期間に関しては、1日で約3時間の講習があります。
このコースでは、『ドローンビジネスの実務において、運航管理責任者に求められる法律や安全に関する知識を習得し、飛行業務の安全を管理することができる者に与えられるJUIDA安全運航管理者証明証を取得すること』を目的としています。
ドローン活用が進むこれからの社会において、安全管理の資格を生かした仕事が増えることは明確なので、JUIDA(ジュイダ)操縦技能証明証取得と合わせて取得しておきたい資格です。
カリキュラム内容
- オリエンテーション/ドローン室内練習 (エントリー)
- 独自開発の映像教材を用いたオンライン学習 (エントリー)
- 模擬試験・解説/飛行プラン設計ワークショップ/ドローン室内練習 (エントリー)
- 筆記試験/無人航空機実習 (エントリー)
- 無人航空機実習/実技試験 (エントリー)
- 安全運航管理者講習 (オプション)
ドローン専攻の魅力
ここでは、ドローン専攻の魅力についてお話ししていきたいと思います。
JUIDA(ジュイダ)認定校の第一号として歴史があるロボティクスアカデミーには、『+αの学び、卒業後のサポート、アクセス・施設』と大きく三つの魅力があります。
+αの学び
ロボティクスアカデミーのドローン専攻では、資格習得だけでなく映像制作の知識も学習することができるそうです。
学習に使用する映像教材の中には、資格習得に必要な内容に加えて、ドローン空撮に必要なカメラ設定や、映像編集の知識も学べるオリジナルテキスト担っているようですね。
ドローンの使用方法だけでなく、映像の編集まで学ぶことができるのは一石二鳥と言えますね。
卒業後のサポート
ロボティクスアカデミーでは卒業後のサポートが充実しているのも魅力の一つです。
大きく3つのサポートがあります。
一つ目はドローン機体購入のサポートです。
スクールを卒業後、ドローンを購入する方も多いと思いますがどの機体が良いのかわからない際や設定などをスタッフがサポートしてくれるのはいいですよね。
二つ目は卒業生むけのイベントです。
これは、修了生限定で特別講演会やイベントに参加できるというモノで、コミュニティー作りにもなるのが魅力と言えそうです。
三つ目はオプション講座です。
例えば、空撮の撮影テクニックの習得を目指す「空撮実習オプション」、空撮テクニックを北海道の合宿形式で学ぶ「空撮実習オプションin美瑛」などがあります。
アクセス・施設
デジタルハリウッドのロボティクスアカデミーはアクセスがいいところも魅力です。
スクール自体、実技は駿河台・実習は八王子にあります。
プログラムの4日間のうち、前半2日間の座学授業は、御茶ノ水にある駿河台キャンパス、後半2日間の実習は八王子制作スタジオの体育館にて授業を行うので、都心からも通いやすい位置にあると言えます。
また、デジタルハリウッド本社のある駿河台キャンパスでもミニドローンの操作ができるだけなく食事ができるカフェや図書室も併設しており、利用ができるようです。
そして実習を行う八王子の施設も室内にあるため天候に左右されないというのも良いポイントですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、後半部分ということでデジタルハリウッド株式会社が運営しているロボティクスアカデミーについてお話ししました。
これからも、ドローン事業を中心に記事を投稿していくので、気になった方は是非チェックしてみてください。