どーも皆さんこんにちは!!
ドローン操縦士(パイロット)のドロ助と申します。
今回は、題名にもあるように、国土交通省直属の3つのドローン協会・プログラムについて比較形式でお話しできればなと思います。
おそらくドローンスクールをいくつか調べたことがある人は、JUIDA(ジュイダ)、DPA(ディーパ)といった名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
冒頭部で説明させていただいた通り、これらは全て国土交通省公認の協会で、ドローン操縦士認定資格を与えられる機関なのです。
早速、それぞれの簡単な紹介から入り、具体的に違う点をまとめたいと思います。
Contents
各協会について
JUIDA(ジュイダ)とは?
JUIDA(ジュイダ)とは、『一般社団法人日本UAS産業振興協議会』のことを指します。
このJUIDA(ジュイダ)こと一般社団法人日本UAS産業振興協議会をはじめ、これからご紹介する教会は全て、ドローンなどの無人航空機に関する産業を日本の様々な分野で促進させていくために立ち上がった協会なんですね。
JUIDA(ジュイダ)の取り組みとして、「教育・市場創造・安全規格・国際関連」といった大きく4つの柱があり、そのうちの教育活動の中に資格認定制度があります。
現在では、200校を超えるJUIDA(ジュイダ)認定校が全国にあるんですね。
JUIDAそのものについてより詳しく知りたい人は是非以下のブログを参考にしてみてください!
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DPA(ディーパ)とは?
続いて、DPA(ディーパ)ですが、DPA(ディーパ)は『一般社団法人 ドローン操縦士協会』の略称です。
その一般社団法人 ドローン操縦士協会ことDPA(ディーパ)も、ドローンの健全な発展を促進するために取り組みを行なっていて、3つの事業に分けられています。
具体的には、『資格認定事業、シンクタンク事業、アライアンス事業』の3つで、資格認定事業部門で、資格の認定・発行をしています。DPA
実は、DPA(ディーパ)がドローン操縦技術に関する認定資格を制度化したのは日本で最も古く、2017年6月から資格認定事業をスタートしていたんですね〜。
DPA(ディーパ)についても記事にまとめていますので、詳しく知りたい人は以下のブログまでどうぞ〜。
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認定証明の違い
JUIDA(ジュイダ)とDPA(ディーパ)は、その定める講義・試験を突破したものに対して、資格を発行しています。
JUIDA(ジュイダ)が『操縦技能証明』と『安全運航管理者証明』というもので、DPAが『回転翼三級』という能力証明書を発行しているんです。
どちらも、国土交通省への申請条件が軽くなるという効果を持つものですが、一見するとどう違うのかわからないと思いますので、具体的にその取得方法から説明いたしますね〜。
JUIDA(ジュイダ)の『操縦技能証明』と『安全運航管理者証明』
JUIDA(ジュイダ)では、冒頭部で説明した通り『操縦技能証明』という資格を発行していて、その後さらに一定条件を満たすことで『安全運航管理者証明』が発行・交付されます。
取得方法としては、まずJUIDA(ジュイダ)の認定校が定める初心者向けのコースを終了することで『操縦技能証明』が交付され、その後操縦技能コース終了の方のみが受けられる「安全運航管理者取得コース」を受講・終了することで、『安全運航管理者証明』が交付されます。
その名の通り、『操縦技能証明』とは、「無人航空機(ドローンなど)を安全に飛行させるための知識と操縦技能を有する者」ということを証明できる資格で、『安全運航管理者証明』とは、「無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理する者」ということを証明できる資格になっています。
※JUIDA(ジュイダ)公式より
また、JUIDA(ジュイダ)の認定資格コースでは、国土交通省航空局からの技術認定の9項目中、6項目が網羅されています。
- 人又は家屋の密集している地域の上空
- 人又は物件と30mの距離が確保できない飛行
- 進入表面等の上空の空域
- 地表又は水面から150m以上の高さの空域
- 催し場所上空の飛行
- 危険物の輸送
その他、『夜間飛行』『目視外飛行』『物件投下』に関しては、各スクールによってカリキュラムに含まれているかどうか変わるため、事前にチェックが必要です。
DPA(ディーパ)の『ドローン操縦士回転翼3級』
一方DPA(ディーパ)は、その定める教習・試験を終えると『回転翼三級』を交付します。
JUIDA(ジュイダ)の『操縦技能証明』や『安全運航管理者証明』と同様に、『回転翼三級』は回転翼航空機の飛行に必要な基礎知識と操縦する基本技術を認定する2016年からスタートした、DPAの認定資格です。
取得するためには、DPA(ディーパ)認定校が定める「フライトコース」と「ビジネスコース」を終了することが条件となっているんですね。
また、DPA(ディーパ)の技能認定証では、国土交通省航空局からの技術認定の9項目中、9項目全部が網羅されています。
- 人又は家屋の密集している地域の上空
- 人又は物件と30mの距離が確保できない飛行
- 進入表面等の上空の空域
- 地表又は水面から150m以上の高さの空域
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 催し場所上空の飛行
- 危険物の輸送
- 物件投下
これら、DPA(ディーパ)の認定校全てに共通しているので、ドローンを使ったビジネスに応用を考えている方、ドローンの使用率が高い方は安心して受講することができますね。
授業形式・料金
続いて授業形式をご紹介いたします。
実は、DPA(ディーパ)とJUIDA(ジュイダ)の認定校における授業形式には大きな違いがあります。
早速見ていきましょう!
JUIDA(ジュイダ)の授業形式・料金
JUIDA(ジュイダ)が認定する多くのスクールでは、座学ベースの教習となっています。
授業形式は少人数制度を取り入れており、講師1人につき4〜5人の生徒で講義・練習が行われるようですね〜。
また、授業料金なのですが、実はJUIDA(ジュイダ)は認定校によって料金が様々なんです。
授業特典などもそれぞれ変わってくるため、資格取得過程以外はおおよそ認定校のカラーが現れるようですね。
DPA(ディーパ)の授業形式・料金
一方で、DPA(ディーパ)が認定するスクールでは、実技ベースの教習になっています。
授業形式としては、講師1人につき1〜2人の生徒で講義・練習等が行われるようですね。
また、DPA(ディーパ)が認定するスクールでは、JUIDA(ジュイダ)とは異なり料金は一律なんですね。
それぞれ、オープンコースが税抜き12万円、ビジネスコースが20万円というコース価格になっているようです。
『回転翼三級』の取得に関しては、ドローン操作経歴が10時間以上ある方はビジネスコースからスキップで取得が可能になっているんですね!
その後のサポート
サポートは充実してるに越したことはないですよね!
ここでは、具体的にJUIDA(ジュイダ)とDPA(ディーパ)認定校の例を持ってそれぞれ比較をしていきたいと思います。
JUIDA(ジュイダ)公認スクールの例
気になるアフターサポートについて、JUIDA(ジュイダ)認定校からは越後屋ドローンスクールさんを例にしていきたいと思います。
越後屋ドローンスクールさんでは、ドローンの資格を取得後、取得した練習場を3回まで無料、その後は一回につき3000円にてレンタルを行なっているみたいです。
自主練習料金の3000円にはドローンレンタル料金も含まれており、練習場所に関しては卒業したスクールで、定員は5名様までとホームページに記載がありますね。
練習日の指定としては、第一回ドローン講習が行われている週の金曜日とされていて、午前または午後の3時間のどちらかを選び、フライト練習ができるんですね〜。
魅力的なのは、自主練習中も講師が常駐しているところですね!
基本的には自主練習の時間に当てられるそうですが、練習中は講師が常駐している講師さんに個別相談しながらの練習が可能なのは嬉しいですよね。
DPA(ディーパ)公認スクールの例
続いてDPA(ディーパ)認定校からは、DBS(ドローンビジネススクール)東京校さんの例をあげたいと思います。
DBS(ドローンビジネススクール)東京校さんでは、卒業後のアフターサポートとして雨でも使用可能な練習場を無料で貸し出しているんですね。
また、ドローンをビジネスにするお客様を対象にしているコースなので、国土交通省への申請サポートということも無料でやっているみたいです。
また。魅力的な点としてはドローンパイロットの派遣に特化したCtoCマッチングアプリ「SORAeMON」を運営している点ではないでしょうか。
卒業後のドローン事業を支援し、副業支援や転職支援まで手厚いサポート体制が整っているのが、DBS(ドローンビジネススクール)東京校さんの魅力と言って間違いないでしょう!
こちらのスクールさんは、ドローンを趣味でというよりもビジネスドローンパイロットを育てるという印象を抱きましたね〜。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はドローン協会の二大巨頭である、JUIDA(ジュイダ)とDPA(ディーパ)の両方を紹介させていただきました。
それぞれ特徴があったともいますが、ドローンの資格取得のためにスクールを選ぶ場合の筆者の結論から申し上げたいと思います。
JUIDA(ジュイダ)は、これからドローンを趣味として活用し、知識重視の講義を受けたい方におすすめですね。
これは料金の話なのですが、JUIDA(ジュイダ)の認定スクールでは、一律ではないにしてもちらほら低価格でコースを提供しているスクールもあるためです。
手が出しやすい料金で気軽にはじめたい方は是非いろいろなスクールを見てみましょう!
一方、DPA(ディーパ)は、ドローン操作技術をビジネスに活用できるレベルにし、実戦で学びたい方におすすめですね。
やはり、DPA(ディーパ)の魅力はビジネス展開を意識した実践的な講義内容と手厚いサポートです。
マッチングサービスを行なっているスクールもあるように、趣味では終わらせないドローン技術がきっと身につくと思いますよ!
いずれにしても、協会だけではなく、各スクールの特色や自分にあったドローンコース選びが大切です。
安い買い物ではないからこそ、自分の目的が何で、どのような技術を学びたいのかを明確にしましょう!
それではまたお会いしましょう〜。