今回は、ドローン事業を始め様々な事業を展開している『TANAKA DENKI (田中電気)』についてお話しします。
まずその概要からお伝えし、各事業やドローンスクールについて詳しくお話していきます。
Contents
会社概要 〜田中電気とは〜
TANAKA DENKI(田中電気)株式会社は東京の秋葉原にある電気・通信分野の事業を手がける企業です。
設立は1950年からと長い歴史があります。
今では様々な事業展開をしているTANAKA DENKI(田中電気)ですが、なんと最初は秋葉原で唯一の電話屋だったそうですね。
それからは、無線事業・放送関連事業・電気工事・通信工事・携帯ショップ事業を拡大し、今では、通販事業やVR事業、ドローン事業を展開しています。
今では上記の事業が派生し、全部で8事業を行っているようです。
それぞれの事業について、以降の項目で順に見ていきましょう。
無線通信事業
まず無線通信事業です。
TANAKA DENKI(田中電気)では、防災行政無線をはじめ、業務用無線・IP無線・5GHz帯無線アクセスシステム・放送連絡無線・タクシー無線など幅広い無線システムに精通しています。
特徴としては、単に無線機などを販売だけではなく、客の要望に応じたシステム提案・設計・施工をしてくれる点でしょう。
要望に合わせた設計のために、陸上無線技術士や無線局登録点検員・監理技術者など、技術者が多数在籍しているようです。
放送設備点検関連事業
続いて放送設備点検関連事業です。
歴史あるTANAKA DENKI(田中電気)は、民法が開始した当初からこの事業に参入したそうです。
事業内容としては、大きく二つあり点検と点検以外の業務があるようです。
中継局メンテナンス
テレビやラジオ放送に使われる関東約181地点保守点検メンテナンスを行っているそうです。
各中継局の規模によって、定期的に点検を実施しており、年に一回は電気的特性を測定し中継局の管理をしているようですね。
さらに、点検だけでなく、腐食を防止し、長く安全に鉄塔を利用するために塗装工事も行っているようです。
その他のサービス
- 実はTANAKA DENKI(田中電気)では、放送機器だけではなく、その周辺に使用されている「発電機、バッテリー、エアコン消化器など」の管理や点検も行っています。
さらに、建屋の補修や草刈、蜂の巣撤去などもしているそうなので、詰まるところ放送設備点検のすべてに対応していると言えそうです。
中継局に異常があった場合には、早急に駆けつけるそうなので万が一も安心ですよね。
公共事業
続いて、公共事業です。
前項目で触れた、無線システムや放送設備などの他にも、監視カメラシステムや防災システムの設計・施工・メンテナンスも幅広く行っているようです。
監視システム
主に河川の監視システムと高速道路の監視システムの設備工事を行っています。
河川の監視システムでは、その設計・施工だけでなく、川沿い設置したカメラから監視室でデータを収集する作業を実行しているようです。
高速道路監視システムでは、高速道路への「CCTVカメラ」の設備工事を行い、「道路情報表示板」などを設置するための集合柱の取り付け工事も行っているようです。
防災総合サイト
TANAKA DENKI(田中電気)では、その技術を生かした防災ソリューションも提供しています。
IP無線機を始めとした防災無線をはじめ、後ほど紹介する産業用ドローンなどの商品を、導入実績と業種ごとに紹介しているようです。
映像音響セキュリティ事業
続いて映像音響セキュリティ事業です。
TANAKA DENKI(田中電気)では、ネットワークに対応可能な「映像・音響・各種セキュリティシステム」の企画から設計、施工を行っているようですね。
そして、設計施工の後はシステムの長期運用をサポートするのは魅力の一つと言えそうです。
この部門は「映像音響システム」と「セキュリティ事業」大きく二つに分けられます。
映像・音響システム
ここでは、様々な場面の業務用映像・音響システムの企画から設計、施工を行っています。
例えば、ホールや会議室、企業PR館、商業施設、アミューズメントパークなどで導入がされているみたいですね。
TANAKA DENKI(田中電気)は、他事業でも紹介したように機器の販売・システムのメンテナンス・リニューアル・電源工事に長年の実績と経験を持っているので、その派生事業と言えます。
セキュリティ事業
ここでは、セキュリティシステムの構築と保守メンテナンスの実行を行っています。
特徴としてはワンストップサービスがあります。
人やモノといった対象物をサイバー犯罪や災害などから守るようなシステムを作成し、そのシステムを長く安全に使用できるのはとても良いことですよね。
また、過去実績も充実していて、官公庁、公共交通機関、自治体、学校のセキュリティシステム、などがあるそうです。
テクノロジーの質だけではなく、数々の実績があるのは安心材料と言えます。
無人航空機事業
無人航空機の部門では、大きく二つの事業を展開しています。
一つがドローンの販売・レンタル、もう一つがドローンスクールの運営です。
ドローンの販売・レンタル
TANAKA DENKI(田中電気)では、ドローンの販売やレンタルを行っています。
中でも注目機体が二つあり有線ドローンPARCとD-HOPEⅠがあります。
有線ドローンPARCの魅力はなんといっても連続飛行です。
その名の通り有線であるため、PARCは連続7日間の飛行を可能としています。
その技術はお墨付きで、産業用ドローンで消防庁の「消防防災科学技術研究推進制度」に採択されるほどのようです。
雨や雪にも強く、購入だけでなくレンタルもできるので、様々な場で活躍できる機体と言えます。
二つ目のドローンが『D-HOPEシリーズ』です。
こちらは、災害救助用ドローンで、災害救助に特化したHARWAR社製品です。
『D-HOPEⅠ』は、最大飛行時間が1時間と長いため、いかなる災害でも活躍することが期待されています。
気になる方はレンタルからしてみてはいかがでしょうか。
ドローンスクールの運営
TANAKA DENKI(田中電気)はドローンスクールも運営しています。
『秋葉原ドローンスクール』は、その名の通り秋葉原に教室を構えるドローンスクールで、JUIDA(ジュイダ)認定カリキュラムの下、資格を交付しています。
魅力はなんといってもその練習場です。
スクールのある場所とは別で、ドローンを自由に飛ばしても良い立地に『田中電気グランド』を所有しています。
秋葉原駅から車で50分、芝生は整備されてとても綺麗なグランドなんですね。
サッカーコート1面分あり大型ドローンも充分に飛行可能なことに加えて、卒業生は練習場として使用できるのはいいですよね。
カリキュラムとしては、全3コースで「養成コース・チャレンジコース・DJI GS PROコース」があります。
養成コース
国土交通省認定のJUIDA(ジュイダ)が定めるカリキュラムを終えることで、『操縦技能認定証』・『安全運航管理者認定証』を取得することができるコースです。
料金:250,800円(税込)
チャレンジコース
現役のプロ映像撮影講師による、経験者のさらなる技術向上にむけた実用的な動きに重点を置いたコースです。
料金:110,000円(税込)
DJI GS PROコース
DJI(ディージェーアイ)ドローン専用に作成された自動航行システム「DJI GS Pro 」を操るコースです。
操作方法・機能の紹介・飛行ミッションを作成するために必要な設定を学ぶことができるので、DJI GS Proに関して実践的な学習ができることが魅力と言えます。
料金:33,000円(税込)
ここでは詳細について触れませんでしたが、この秋葉原ドローンスクールについて詳しく知りたい人は公式HPをご覧ください。
その他事業
上記の事業の他にも、TANAKA DENKI(田中電気)は様々な事業を展開しています。
下記では上記で紹介できなかった事業です。
ITソリューション事業
ITソリューション事業では、各企業に適した、システムの設計・構築・運営管理を行っているようです。
ここでも、導入後の保守・サポートやお客様の問題解決を自社移管体制で行っている点において、顧客に寄り添った経営方針であることがわかります。
スマートフォン事業
docomoとAUの代理店も経営しているようですね。
通信にも精通しているので、知識あるスタッフが多数在籍しているようです。
通販事業
TANAKA DENKI(田中電気)では、各事業で使用する様々なコモディティを販売する事業もやっています。
例えば、無線機や映像音響機器、防災グッズ等、様々な商品を扱っているようですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はTANAKA DENKI(田中電気)について、数多くの事業を紹介いたしました。
まとめると、かく情報・通信事業では、企画・設計・取り付けを行うだけでなくメンテナンスやその後の運用サポートという点が手厚い印象を受けたということが挙げられます。
さらに、ドローン事業では販売だけでなくスクールの運営も行っているのは魅力ですよね。