皆様こんにちは!
ドローン操縦をこよなく愛するドローンオタクのドロ助と申します。
実はここだけの話ですが、、、
今後ドローンを使ったドローンのビジネスの市場規模は「2025年度は6,000億円強」になると予測しているコンサル会社もいるほど、熱いホットマーケットなんです!!
そんなこれから加熱してくること待った無しのインダストリーだからこそ、ドローンが元々好きな人もそうでない人も、是非ドローンについては今後どんなことが起きるのか、理解しておいた方がいいと思いますよ〜
私自身ドローンパイロット(操縦士)と言う仕事を知り、実際になったことで大幅に人生を変えることが出来ました!
そう言った経験からドローンについてもっと深く知って欲しく、このようなメディアを作らせて頂きました。
今回はドローンと検索すると必ずと言っていいほど、登場する「JUIDA」について詳しく書かせて頂きたいと思います。
この記事を読めば、「JUIDA」というものが何なのか、を1から10までかなり具的的に理解できると思います。
Contents
JUIDAとは?読み方は?
まず、JUIDAとは何なのでしょうか??
そもそも何て読むの?(笑) という方もいるかも知れません!
まず、JUIDAは文字通り「ジュイダ」と発音します。

また、JUIDA(ジュイダ)とは、「一般社団法人である日本UAS産業振興協議会」のことを指しています。
とは言っても「日本UAS産業振興協議会」といってもあまりピンとくる人はいないかも知れませんね。
「日本UAS産業?? 振興協議会?? そもそもUASって何?」 という感じに思いますよね(笑)
まずUAS産業のUASとは、「Unmanned Aircraft Systems」の略称で、操縦士を乗せずに飛行する航空機、そしてその航空機を制御するシステムの総称です!

そしてその産業を振興させるための団体
つまりは、一般社団法人日本UAS産業振興協議会とは、ドローンなどの無人航空機に関する産業を日本の様々な分野で促進させていくために立ち上がった協議会なんです!
JUIDA(ジュイダ)は具体的に何をしているの?
なるほど!
JUIDA(ジュイダ)って「ドローン産業を盛り上げる団体」だったんだ!
ということはもう皆さんお分かりいただけたと思います。
「でも、盛り上げるっていっても具体的に何をしているのだろうか?」
そう思ったのではないでしょうか?
実は、JUIDA(ジュイダ)はドローン産業全体をを多角的な面から盛り上げようとしています!
盛り上げるためのアプローチ方法としては大きく4つの柱があります!
順に「教育・市場創造・安全規格・国際関連」といった4つの柱の元、様々な活動を行っている団体なんですね!
それでは各柱で具体的に何をしているのか確認していきましょう!
『教育』〜JUIDA(ジュイダ)の認定スクールと資格〜
まず1つ目の「教育」では、ドローンに関わる人材育成と資格の認定を行っています。
人材育成では、ドローンの安全性・信頼性を高めるため、2015年に日本初となる、ドローンのパイロットおよび安全運航管理者養成スクールの認定制度をスタートしました!
そして資格は、認定されたスクールで取得することができます!
現在(2020年3月時点)は、全国に200校を超える認定校があり、JUIDA(ジュイダ)が定める科目を修了した操縦士は『JUIDA(ジュイダ)無人航空機操縦士』を、上記に加えて飛行業務を経験すれば、『JUIDA(ジュイダ)安全運航管理者』という2つの資格を受け取ることができますよ。
国土交通省が認めるこの資格を有していれば、航空局の無人航空機飛行申請手続きの際に必要な一部書式の提出が免除されます。
このように、ドローン業界の安心・安全な振興を支えるために必要な、人材育成・資格認定をJUIDA(ジュイダ)は行っているんです!
また、有資格者含め技術者がよりその技術を向上できるように、全国各地に、開発機のテスト飛行や操縦者のトレーニングを行うための以下のような試験飛行場も設けているんです!
- 2015年「JUIDA・GOKO つくば試験飛行場」「JUIDA・ATRけいはんな試験飛行場」
- 2017年「JUIDA・大宮試験飛行場」
- 2019年「JUIDA・那須塩原試験飛行場」
上記のような4試験飛行場は、国際競争が激しい無人航空機の研究開発支援、人材育成に大きく貢献しており、テスト飛行やトレーニングがしやすい設備となっているんですね〜
『市場創造』〜Japan Drone(ジャパンドローン)・展示会・セミナー運営〜
次に、JUIDA(ジュイダ)ではドローン業界を一般社会に向けてアピールする場である、Japan Drone(ジャパンドローン)をはじめとする展示会やセミナーなどのイベントを開催しているんです!
ん?Japan Dron(ジャパンドローン)とは??
と思ったそこのあなた!!
大丈夫です!しっかりと説明させていただきます!(笑)
Japan Drone(ジャパンドローン)とは、大規模な民生用・商業用ドローンの単独展示会です。
2020年はコロナウイルスの影響で変更があったみたいですが、2016年に初開催して以来、毎年3月に幕張メッセで行っています。
ドローン専門展・総合展の特性を十二分に生かした内容で、ドローン及びその関連技術や製品、サービスなどに関する多くの情報収集・情報交換に活用できる場となっているんです!
普段目にすることができないようなドローンがたくさん出展するため、企業の方だけでなく、マニアの方々にも人気なんだとか!!
そして、Japan Drone(ジャパンドローン)で行われる国際コンファレンスも注目ですよ!
どうして??と思いますよね!!
なぜなら、国際コンファレンスではドローンのテクノロジー、マーケットなどの最新動向を国内外のキーパーソンが紹介するため、ドローン産業の現状と近未来のヒントが得られるからです!!
ドローンの現在と今後について知れるなんて、、、ドローンオタクの僕からしたら、最高です、、!!
このように、JUIDAはJapan Drone(ジャパンドローン)を中心に展示会やセミナーを開いています!
その他にも、定例セミナー、新春パーティ、認定スクールフェスタなど、イベンを年間を通じて開催しているので、ぜひ行ってみてください!!
『安全規格』〜ドローンの法律を踏まえて〜


実は、JUIDA(ジュイダ)は設立当初から、『安全性』を第一のミッションとして掲げているんです。
それを踏まえて、JUIDA(ジュイダ)は誰もが安心してドローンを操縦を楽しめるような取り組みをいろいろやっています!
- 2014年7月JUIDA設立
- 2015年3月JUIDA安全委員会設置
- 首相官邸墜落事件
- 2015年8月JUIDA、無人航空機の安全に関するガイドライン発表
- 2015年9月改正航空法公布無人航空機の飛行方法と飛行可能空域の設定
- 2016年3月小型無人機等飛行禁止法公布国の重要な施設や、外国公館、原子力事業所などの重要なインフラ施設の周辺空域における小型無人機の飛行を禁止する法律
- 2018年3月JUIDA、無人航空機による物流の安全に関するガイドライン発表
- 2019年JUIDA、防災ガイドライン、離発着規定


そして、この表から分かる通り、2015年3月に安全委員会を設置した直後、同年4月に首相官邸の屋上でドローンが発見されるという事件が発生しました。
これをきっかけとして、国会では国の重要施設を飛行禁止とする議員立法法案が、また、政府では航空法の改正法案が相次いで準備され、同年12月には異例のスピードで改正航空法施行となったんです!


その中でJUIDA(ジュイダ)は、誰でも分かることを重要視したガイドラインを日英双方とも作成したんです!
これが、現在のドローン使用方法のスタンダードになっていくわけですね〜。
加えてJUIDA(ジュイダ)は、ドローン産業が振興していくにつれて、ドローンを使用した荷物の運搬が今後予想されるとし、安心・安全なドローンの物流運行を実現するガイドラインも作成しているんです!
しかも、このガイドラインを作成するために全4回に亘り、物流事業者ほか各種専門知識を有する委員を集めた会議を実施し、どのようにしたら「安心・安全」が担保されるかを徹底議論したらしいですよ。
その結果、2018年3月に、全ての物流事業者が安全なドローン物流運航を実現する為の要求項目を網羅した「無人航空機による物流に関する安全ガイドライン」が発表できたというわけなんです。
そして、JUIDA(ジュイダ)は規則だけでなく、保険制度や社会貢献も行っています!
無人航空機は、農業、空撮、災害調査、警備、点検、測量等、などなど様々な業務に利用されていて、今後もその用途は一層拡大していくことが予想されています!
しかし、その使用に関しては、機体の損壊リスクにとどまらず、第三者への法律上の損害賠償リスクが伴ってしまうものなんですね〜。
安心して、楽しめるようにするためにはこうした保険制度は嬉しいですね!
また、社会貢献の面では、陸上自衛隊と協力しています。
ドローンを使用し、人では行えない迅速な対応を通して災害時や災害対策などの面で貢献しているんですよ!!


『国際関連』〜ドローン事業を世界と〜
JUIDA(ジュイダ)は国内のみでなく、海外でも活躍しています。
取り組みは大きく3つあり、1つ目は、海外UAS団体との協力協定締結です。
JUIDA(ジュイダ)は、世界各国のドローン事業団体とMOU(協力協定)を締結していて、強固なパートナーシップを築いているんです。
そして、情報収集や新たなビジネスの発足等、国内のみならず会員様の活動の幅が広がるようなサポートを強化しているんですね!
そして2つ目は、日本ドローン産業の国際標準化活動です。
この活動は、日本のドローン産業のグローバルにおける地位確立を目的としています。
無人航空機の検討委員会であるISO/TC20/SC16と呼ばれる会に参加し、日本初の規格発行に向けて積極的に活動を進めているんです。
最後は、国際イベントの実施です。
JUIDA(ジュイダ)では、海外パートナーの協力の下、会員様に対する海外視察ツアーの企画・実施など、会員様の海外進出・技術開拓に資するような活動を行っているんです。
また、海外の展示会に積極的に出展することで、JUIDA(ジュイダ)のブランドが国内にとどまらずグローバルベースで認知されるようなPR活動も行っているらしいですよ!!


JUIDAについてのまとめ
如何でしたでしょうか?
今回の記事はお楽しみに頂けていたら幸いです。
ざっくりですが、本日のまとめを書かせて頂きます。
今日のまとめ
- JUIDA(ジュイダ)は「ドローン産業を盛り上げる団体」!
- ドローン業界を盛り上げるために「教育・市場創造・安全規格・国際関連」といった4方面の活動をしている!
- ドローンに関する「全ての安心安全を支えている」団体!
DPA(ディーパ)との比較
ここまでJUIDA(ジュイダ)についてお話ししていきました。
ここからは、同じ国土交通省認定資格のDPA(ディーパ)との違いについて触れたいと思います。
いくつかスクールを調べている方ならお分かりのとおり、国土交通省認定資格を発行している団体として
JUIDA(ジュイダ)の他にDPA(ディーパ)という教会名もあるのですが、実はそれぞれ特徴があります。
ここでは、DPA(ディーパ)とJUIDA(ジュイダ)の違いについて触れ、おすすめの協会までご説明させていただきたいと思います。
おすすめの協会は?結局JUIDA(ジュイダ)とDPA(ディーパ)はどっちがお勧めなのか?
結論から申し上げて、実践を重視するDPA(ディーパ)での資格取得をおすすめいたします。
もちろんJUIDA(ジュイダ)も素晴らしい教会です。
しかし、以下の3つの評価軸を参考にし、この結論の根拠を述べたいと思います。
1:実戦に重きをおいたカリキュラム
まずはカリキュラムについての違いです。
資格取得にかかる時間合計のうち、JUIDA(ジュイダ)は座学に時間をかけ、DPA(ディーパ)は操縦に比重を置くという特徴があります。
JUIDA(ジュイダ)は、基本的に少人数生(5〜10人)での講義を展開しています。
そして実技では、この10人での総フライト時間が資格習得の合計時間になっており、他の参加者の操作をみている時間もカウントされるというシステムになっています。
一方、DPA(ディーパ)では基本的にマンツーマンレッスンを導入しています。そして、資格習得に必要な総フライト時間はマンツーマンでの実技時間がカウントされるので、実践時間が手厚くとれる仕組みになっています。
2:国土交通省航空局からの技術認定項目を全て満たす資格
また、資格についての違いがあります。
JUIDA(ジュイダ)が発行する資格は『操縦技能証明』『安全運航管理者証明』で、DPA(ディーパ)が発行する資格は『回転翼三級』です。
ここでの大きな違いは、国土交通省航空局の技術認定項目を満たしているか否かにあります。
- 人又は家屋の密集している地域の上空
- 人又は物件と30mの距離が確保できない飛行
- 進入表面等の上空の空域
- 地表又は水面から150m以上の高さの空域
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 催し場所上空の飛行
- 危険物の輸送
- 物件投下
国土交通省航空局の技術認定項目は上記のように全部で9個あり、ドローン操縦士(パイロット)のお仕事に関わる重要な項目になっています。
DPA(ディーパ)の技能認定証では、国土交通省航空局からの技術認定の9項目中、9項目全部が網羅されている一方で、JIUDA(ジュイダ)の認定項目は6項目です。
そのため、JUIDA(ジュイダ)では、全ての技術項目を網羅するための追加受講が必要になります。(※通常料金に加えて別料金が発生します。)
3:マンツーマンレッスン
レッスン体系にも大きな違いがあります。
JUIDA(ジュイダ)は、基本的にグループ(5〜10人)での講義を展開しています。
コートは主に外部の練習場を借りるスタイルで、主に土日での事前予約開催になっています。
一方、DPA(ディーパ)では基本的にマンツーマンレッスンを導入しています。そして、資格習得に必要な総フライト時間はマンツーマンでの実技時間がカウントされます。
コートはスクール施設に隣接していて、基本的に年中無休でレッスンを受講することが可能です。
最後に
繰り返しになりますが、ドローンスクールで実践力に重きを置きたい方はDPA(ディーパ)をおすすめします。
もちろん、JUIDA(ジュイダ)もドローン事業発展を支える立派な協会ですが、スクールの観点でお話をした際には上記の結論で間違い無いかと思います。
今回は協会についてお話しいたしましたが、他にもスクールを検討されている方向けのお役立ち記事を記載していますので、参考にしていただければ幸いです。